おようふく
フリルとレースとリボンにうもれてゆく
わたしの日常を
ようく知っているひとの

春の終わり 真昼 刺すような
そのまなざしで まるで
展翅板のうえに挿められる蝶の幻想

いろとりどりの布の かすかに擦れる音がして
ひととき それは全部嘘になる



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